今回は、『Indian Deities Worshiped in Japan(日本で崇拝されているインドの神々)』
というビデオと関連する、仏教用語になったサンスクリット語を取り上げます。
ラクシュミーは吉祥天、サラッスヴァティーは弁財天として、
日本でも崇められているのは、日本では良く知られた事実なのですけどね。
サンスクリット語では「ホーマ(होमः homaḥ)」 です。
ホーマという言葉は、「神に捧げる供物を火に投入して祈祷する」という意味の
動詞の原型 「フ(हु hu)」から出来た言葉です。
ヴェーダで教えられている祈祷の方法のほとんどは、この火の儀式です。
いまでも、私が住んでいるアシュラムではこの神聖なホーマが毎朝行われています。
ホーマの定義は、「デーヴァターに向けて、マントラを通して、
火の中に、ギー(精製バター)などを手放す(自分のものを、他に与える)という形の儀式」
देवतोद्देशेन वह्नौ मन्त्रद्वारा घृतादित्यागरूपे
とはっきり決められています。
日本では、死んでから面接する神様のようですが、
ヴェーダの文化では、お迎えに来る神様です。
サンスクリット語では「ヤマ(यमः [yamaḥ])」 です。
この度の人生で割り振られたカルマ(プラーラブダ・カルマ)の中で
経験するべきことを全て経験した時が、お約束の時間です。
自由意思の乱用による、自分を傷つける行為(不摂生や自暴自棄、自殺など)をしたら、
お約束の時間が早まります。
時間(カーラ)がくると、お迎えにやってくるのが、ヤマ・ラージャ、そうヴェーダ版、死神です。
語源は、ヨーガ・スートラのサーダナ・パータに出てくる、ヤマ・ニヤマのヤマと同じです。
動詞の原型「ヤム(यम् yam)」には、「制御する、制限する」という意味があります。
時間通りにぴったりやってくるのですね。
カタ・ウパニシャッドでは、死神ヤマは、
ブランマ・ヴィッディヤーを少年ナチケータスに教える先生役で登場します。
「ヤマ」は男性名詞なので、第一格単数で活用すると、「ヤマハ」。
ホンダやスズキと並んで、インドで大人気のヤマハの二輪車も、
インドの滅茶苦茶な交通の中で、死神ヤマの手先になっています。
今回はこれくらいで!
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仏教用語になったサンスクリット語と、その本来の意味(1)
阿吽(あうん)、阿伽/閼伽(あか)、
阿闍梨(あじゃり)、阿修羅(あしゅら)
仏教用語になったサンスクリット語と、その本来の意味(2)
阿僧祗(あそうぎ)、尼(あま)、阿羅漢(あらかん)、
刹那(せつな)僧伽(さんが)
不動明王 & シヴォーハムとは
仏教用語になったサンスクリット語と、その本来の意味(3)
というビデオと関連する、仏教用語になったサンスクリット語を取り上げます。
ラクシュミーは吉祥天、サラッスヴァティーは弁財天として、
日本でも崇められているのは、日本では良く知られた事実なのですけどね。
護摩(ごま)
サンスクリット語では「ホーマ(होमः homaḥ)」 です。
ホーマという言葉は、「神に捧げる供物を火に投入して祈祷する」という意味の
動詞の原型 「フ(हु hu)」から出来た言葉です。
ヴェーダで教えられている祈祷の方法のほとんどは、この火の儀式です。
いまでも、私が住んでいるアシュラムではこの神聖なホーマが毎朝行われています。
ホーマの定義は、「デーヴァターに向けて、マントラを通して、
火の中に、ギー(精製バター)などを手放す(自分のものを、他に与える)という形の儀式」
देवतोद्देशेन वह्नौ मन्त्रद्वारा घृतादित्यागरूपे
とはっきり決められています。
閻魔(えんま)
日本では、死んでから面接する神様のようですが、
ヴェーダの文化では、お迎えに来る神様です。
サンスクリット語では「ヤマ(यमः [yamaḥ])」 です。
この度の人生で割り振られたカルマ(プラーラブダ・カルマ)の中で
経験するべきことを全て経験した時が、お約束の時間です。
自由意思の乱用による、自分を傷つける行為(不摂生や自暴自棄、自殺など)をしたら、
お約束の時間が早まります。
時間(カーラ)がくると、お迎えにやってくるのが、ヤマ・ラージャ、そうヴェーダ版、死神です。
語源は、ヨーガ・スートラのサーダナ・パータに出てくる、ヤマ・ニヤマのヤマと同じです。
動詞の原型「ヤム(यम् yam)」には、「制御する、制限する」という意味があります。
時間通りにぴったりやってくるのですね。
カタ・ウパニシャッドでは、死神ヤマは、
ブランマ・ヴィッディヤーを少年ナチケータスに教える先生役で登場します。
「ヤマ」は男性名詞なので、第一格単数で活用すると、「ヤマハ」。
ホンダやスズキと並んで、インドで大人気のヤマハの二輪車も、
インドの滅茶苦茶な交通の中で、死神ヤマの手先になっています。
今回はこれくらいで!
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仏教用語になったサンスクリット語と、その本来の意味(1)
阿吽(あうん)、阿伽/閼伽(あか)、
阿闍梨(あじゃり)、阿修羅(あしゅら)
仏教用語になったサンスクリット語と、その本来の意味(2)
阿僧祗(あそうぎ)、尼(あま)、阿羅漢(あらかん)、
刹那(せつな)僧伽(さんが)
不動明王 & シヴォーハムとは
仏教用語になったサンスクリット語と、その本来の意味(3)