औष्ण्यम्
[auṣṇyam]
この言葉も、ऐश्वर्यम् [aiśvaryam] - アイシュワリヤ と同じように、
名詞から派生した言葉です。
もとの名詞は、उष्ण [uṣṇa] (ウシュナ)と言って、「暑い、熱い」という意味です。
そこに、「ष्यञ् [ṣyañ] 」(~である事)という接尾語が付いて、
औष्ण्यम् [auṣṇyam] - アウシュニャ、という言葉に成るのです。
縦書き筆算で見てみましょう。
उष्ण [uṣṇa] + ष्यञ् [ṣyañ]
(熱い) (という事)
उष्ण [uṣṇa] + य [ya] まず、接尾語の記号が落ちる。
औष्ण [auṣṇa] + य [ya] そして、名詞の最初の母音が「ヴリッディ」*に変わる。
औष्ण् [auṣṇ] + य [ya] 名詞の最後の母音が落ちる。
औष्ण्य [auṣṇya] アウシュニャの出来上がり。
आ [ā], ऐ [ai], औ [au] の3つの音です。
元の形であるउष्ण [uṣṇa] の उ [u] は、唇(オーシュタ)から発音される「オーシュティヤ」の音です。
3つあるヴリッディの音の中で、
喉(カンタ)と、唇(オーシュタ)とを使って発音される「カンタ・オーシュティア」である、
औ [au](アウ)の音が一番近いので、
उ [u] が、औ [au] に変わるのです。
******
「ष्यञ् [ṣyañ] 」(~である事)という接尾語で終わっている単語は全て、中性名詞と決まっているので、
औष्ण्य [auṣṇya] (アウシュニャ)の活用は、
औष्ण्यम् [auṣṇyam], औष्ण्ये [auṣṇye], औष्ण्यानि [auṣṇyāni]、、、
となります。
火(アグニ)の特徴は、光(テージャス)と熱(アウシュニャ)
という風に使うことが出来ます。
<< 前回の言葉 19.औषधी - [auṣadhī] アウシャディー <<
薬草、ハーブ、野菜、食べ物という意味のサンスクリット語です。
アヒムサー、ヴェジタリアンについても説明します。
>> 次回の言葉 21.कथा [kathā] - カター >>
お話という意味のサンスクリット語です。
[auṣṇyam]
neuter - 熱、暑さ
この言葉も、ऐश्वर्यम् [aiśvaryam] - アイシュワリヤ と同じように、
名詞から派生した言葉です。
もとの名詞は、उष्ण [uṣṇa] (ウシュナ)と言って、「暑い、熱い」という意味です。
そこに、「ष्यञ् [ṣyañ] 」(~である事)という接尾語が付いて、
औष्ण्यम् [auṣṇyam] - アウシュニャ、という言葉に成るのです。
縦書き筆算で見てみましょう。
उष्ण [uṣṇa] + ष्यञ् [ṣyañ]
(熱い) (という事)
उष्ण [uṣṇa] + य [ya] まず、接尾語の記号が落ちる。
औष्ण [auṣṇa] + य [ya] そして、名詞の最初の母音が「ヴリッディ」*に変わる。
औष्ण् [auṣṇ] + य [ya] 名詞の最後の母音が落ちる。
औष्ण्य [auṣṇya] アウシュニャの出来上がり。
**「ヴリッディ」とは**
आ [ā], ऐ [ai], औ [au] の3つの音です。
元の形であるउष्ण [uṣṇa] の उ [u] は、唇(オーシュタ)から発音される「オーシュティヤ」の音です。
3つあるヴリッディの音の中で、
喉(カンタ)と、唇(オーシュタ)とを使って発音される「カンタ・オーシュティア」である、
औ [au](アウ)の音が一番近いので、
उ [u] が、औ [au] に変わるのです。
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「ष्यञ् [ṣyañ] 」(~である事)という接尾語で終わっている単語は全て、中性名詞と決まっているので、
औष्ण्य [auṣṇya] (アウシュニャ)の活用は、
औष्ण्यम् [auṣṇyam], औष्ण्ये [auṣṇye], औष्ण्यानि [auṣṇyāni]、、、
となります。
火(アグニ)の特徴は、光(テージャス)と熱(アウシュニャ)
という風に使うことが出来ます。
<< 前回の言葉 19.औषधी - [auṣadhī] アウシャディー <<
薬草、ハーブ、野菜、食べ物という意味のサンスクリット語です。
アヒムサー、ヴェジタリアンについても説明します。
>> 次回の言葉 21.कथा [kathā] - カター >>
お話という意味のサンスクリット語です。