काकः
[kākaḥ]
とっても分かり易く、憶え易い言葉ですね。
カラスは、カーカーと鳴くから、カーカです。
ウパニシャッドでも、ギーターでも、काकः [kākaḥ] - カーカが出てくる場面は思い出せませんが。。
文献を研究し、理解する上で、ニャーヤ(理論)が利用されます。
ニャーヤにはいろいろあり、インドならでは、、と思わされるものもあります。
カラスを捕まえて、口を開けさせて、、、と苦労して、
カラスに歯が生えているかどうか調べること。
要するに、意味の無い苦労のことを指す。
文献のテーマが、議論研究に値するかどうかを討論する際、
反論側が「こんな事を延々と議論しても、カーカ・ダンタ・パリークシャーみたいなもんだよ」
と、議論を続ける事に反対する時に使う。
もともと落ちかけていたココナッツの実の上に、偶然カラスがとまりました。
とまった瞬間にココナッツの実が落ちたので、カラスは「俺ってすごい。」と思いました。
単なる偶然なのに、それがきっかけだと思うことの例え。
ニャーヤ3:
カラスの目玉は一つだけしかないという迷信にがあって、それに基づいた話。
一つの目玉を右側で使い、左側のものを見たければ、頭の中を通して目玉を移動させる。
一つのものが、2つ以上の場所で使えることの例え。
インドって、例えられていることよりも、
例え話の方がエキゾチックすぎて解かりづらい時がある。。。
ニャーヤ4:
「ヨーグルトをカラスに食べられないように」と言う時は。カラス以外の動物や事態も理解されるべきである。鳩になら食べられても良い、ということにはならない。
カラスは敵対物の代表(ウパラクシャナという)として使われているのです。
ちなみに、インドで「ヨーグルト」というと、砂糖入りのヨーグルトを指すようです。
砂糖の入っていないヨーグルトは、「カード(curd」と別の呼び方をするようです。
<< 前回の言葉 22.कमलम् [kamalam] - カマラ <<
泥沼の中で育ちながら、いっさい外から触れらさせず、
つぼみの中は純粋無垢な美しい花びらが詰まっている。
そんな蓮の花という意味のサンスクリット語です。
>> 次回の言葉 24.कालः [kālaḥ] - カーラ >>
時間という名の死神と、永遠と呼ばれる私の本質
[kākaḥ]
masculine - カラス
とっても分かり易く、憶え易い言葉ですね。
カラスは、カーカーと鳴くから、カーカです。
ウパニシャッドでも、ギーターでも、काकः [kākaḥ] - カーカが出てくる場面は思い出せませんが。。
カラスのポーズ、カーカーサナ、もしくはバカーサナ |
文献を研究し、理解する上で、ニャーヤ(理論)が利用されます。
ニャーヤにはいろいろあり、インドならでは、、と思わされるものもあります。
ニャーヤ1:
カーカ(カラスの)・ダンタ(歯)・パリークシャー(調査)・ニャーヤ
काक-परीक्षा-न्यायः
カラスを捕まえて、口を開けさせて、、、と苦労して、
カラスに歯が生えているかどうか調べること。
要するに、意味の無い苦労のことを指す。
文献のテーマが、議論研究に値するかどうかを討論する際、
反論側が「こんな事を延々と議論しても、カーカ・ダンタ・パリークシャーみたいなもんだよ」
と、議論を続ける事に反対する時に使う。
ニャーヤ2:
カーカ(カラスの)・ターリーヤ(ココナッツの実)・ニャーヤ
काक-तालीय-न्यायः
もともと落ちかけていたココナッツの実の上に、偶然カラスがとまりました。
とまった瞬間にココナッツの実が落ちたので、カラスは「俺ってすごい。」と思いました。
単なる偶然なのに、それがきっかけだと思うことの例え。
ニャーヤ3:
カーカ(カラスの)・アクシ(目)・ゴーラカ(玉)・ニャーヤ
काकाक्षि-गोलक-न्यायःカラスの目玉は一つだけしかないという迷信にがあって、それに基づいた話。
一つの目玉を右側で使い、左側のものを見たければ、頭の中を通して目玉を移動させる。
一つのものが、2つ以上の場所で使えることの例え。
インドって、例えられていることよりも、
例え話の方がエキゾチックすぎて解かりづらい時がある。。。
ニャーヤ4:
カーカ(カラスは)・ダディ(ヨーグルトの)・ガータカ(破壊者)・ニャーヤ
काक-दधि-घातक-न्यायःカラスは敵対物の代表(ウパラクシャナという)として使われているのです。
ちなみに、インドで「ヨーグルト」というと、砂糖入りのヨーグルトを指すようです。
砂糖の入っていないヨーグルトは、「カード(curd」と別の呼び方をするようです。
<< 前回の言葉 22.कमलम् [kamalam] - カマラ <<
泥沼の中で育ちながら、いっさい外から触れらさせず、
つぼみの中は純粋無垢な美しい花びらが詰まっている。
そんな蓮の花という意味のサンスクリット語です。
>> 次回の言葉 24.कालः [kālaḥ] - カーラ >>
時間という名の死神と、永遠と呼ばれる私の本質